2021年3月23日 18:10
ミツメが新アルバム “時流にとらわれずに我が道を行く”が加速
ミツメの6枚目のアルバムタイトルはシンプルに『VI』。コロナ禍ということもあり、リモートで作られた楽曲も多く、一曲一曲が独立した短編集のイメージがあったという。
今はせめて作品ぐらいはポジティブにいきたい。
「制作期間も長めだったので、コンセプトを設けずに曲を作っていって、アルバムまでそれをやりきった感じでした。その都度バラエティに富んだことをしたというか」(川辺)
「リモートで人の意見を気にせず自分のアイデアを突き詰められたんです。そういう感じで各メンバーが音を乗っけていったので、アンサンブル的にも面白いものになった気がします」(nakayaan)
様々な音楽を通過した、ミツメならではのミステリアスでドリーミーな音像。新しい制作スタイルによって、その独自性がより進化した。特に「コンタクト」は、不安定なビートにしっとりとした歌が乗るマッチングが面白い。
「『コンタクト』は、デモではもっと不安定なビートを乗せていたので、僕的にはメンバーはNOと言うだろうと思ったんですけど、nakayaanが『面白いじゃん』って言ってくれて、(大竹)雅生も何も言わずにそれを飛び越えてくるような爆裂したギターを弾いて送ってくれて。