2021年4月18日 20:40
「大丈夫です」「させていただきます」はNG? 気を付けたい言い回し6選
と同じく、紛らわしい言葉。
「たとえば『この仕事やっておこうか』と言われた時、『すみません』とだけ答えると『お願いします』という意味で恐縮しつつ相手に任せたいのか、『すみません、私がやります』という意味で謝罪に加えて自分がやると言っているのか、相手は迷ってしまいます。『すみません』はいろんな意味で使える便利な言葉ですが、仕事など大事な場面で行き違いになったら問題。相手に任せたいなら『ありがとうございます』など、自分の意思をはっきり示せる言葉で伝えてください」(コラムニスト・石原壮一郎さん)
正しい用法
Aさん:「あなたの分のコピーも取っておきましょうか?」
Bさん:「ありがとうございます」
3、させていただきます
相手の許可と恩恵を得ている時に使う言葉。
これは「させてもらう」の謙譲語。「させていただきます」を使っておけば丁寧に聞こえる、とばかりに多用する人が最近増えているが、正しい使い方は?
「相手に許可をもらっていることと、恩恵を受けていること。この2つの条件が揃った時に使う言葉です。たとえば『メールを送らせていただきます』という文面をよく見ますが、メールを送るのは相手の許可を得ているわけではなく、自分の行為を伝えているだけなので、『送ります』が正解。