2021年5月28日 19:30
大河好演中の藤原季節が主演「少し前まで窒息しそうだった」心境の変化を告白
そのときはきちんと挨拶をして、ハグをしてお別れをしたんですが、実は東京に帰る前にもう一度会えるかもしれないというチャンスがあったんです。
なので、会いに行こうとしたら、原さんから「あの挨拶をしたんだから、会わなくていいの」と。そこで、あの挨拶には大切な意味があったんだなということを知りました。ただ、僕はまた会えるだろうと簡単に考えていたので、それを思うと胸が苦しくなるところはあります。いまでも、天草に行ったら原さんと会えるような気がしています。
―劇中のおふたりが食卓を囲む様子が本当にリアルで、好きなシーンのひとつです。何か意識されたこともありましたか?
藤原さん印象的だったのは、リハーサルで玉子焼きを食べたとき。すごくおいしかったので、「誰が作ったんですか?」とスタッフさんに聞いたら、原さんが「違うわよ、これは私が作ったの」といたずらっぽい微笑みを浮かべておっしゃったんです。
そのときに、原さんが物語を信じる力強さは圧倒的だなと。おかげで「これはばあちゃんが作ったご飯なんだ」と心から信じることができました。
天草の魅力にとりつかれている
―天草での撮影を振り返ってみて、いま思い出すことといえばどんなことですか?
藤原さん本当にたくさんあるんですけど、とにかく食事がおいしかったです。