2021年6月7日 22:10
男女の心理的&社会的なジェンダーを描く オカヤイズミ、2作品を同時刊行
オカヤさんのマンガを読んでいて何よりも心地いいのは、さまざまな人間の生き方や価値観を柔らかく受け止めて描いてくれるところ。
「長年積み重ねていけば、いいものも悪いものも増えていく。どうしようもなさがからんで“しょうがないな”と思いながらやっていかなくてはいけない部分もあるし、いい思い出で気持ちが楽になったりもする。自分の中に、何に対しても『どっちがいいというものでもない』というのがある気がします」
『いいとしを』42歳のバツイチ男性が、かくしゃくとしたマイペースな父と同居し始めて気づくさまざまな変化を描いた。KADOKAWA1320円©オカヤイヅミ/KADOKAWA
『白木蓮はきれいに散らない』孤独死した元同級生ヒロミの謎の遺言によって、集まることになった3人の女性たちが、自らが向き合っている現実を見つめ直す。小学館1320円
オカヤイヅミ1978 年、東京都生まれ。マンガ家、イラストレーター。2011年に『いろちがい』でデビュー。
『ものするひと』『すきまめし』など著書多数。
※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子
(by anan編集部)
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