2021年7月15日 19:30
「親の世代にこそ性教育が必要」性教育YouTuberシオリーヌが訴える真意
こういうときこそ、私のようにオンラインで発信している人たちがもっとがんばって適切な情報を届けるための努力をしなければいけないんですよね。
来月には10代の学生を集めて、「性教育CAMP」というイベントをオンラインで行う予定ですが、そこではお互いにディスカッションをしてもらおうと考えています。そんなふうに、お家にいてもいろいろな人と関われるような機会は積極的に作っていけたらいいなと思っているところです。
偏見や誤解が性教育の遅れに繋がっている
―日本の性教育の遅れは昔から言われていますが、どうしてここまで遅れていると思いますか?
シオリーヌさん政治的な理由が大きい部分もありますが、教育のシステムを決めている大人のなかには、「子どもたちには性に関する情報を具体的に与えるべきではない」とか「それまで興味のなかった子を刺激してしまうのではないか」といった偏見や誤解を持っている方も多くいるのが現実です。そういった部分が日本の性教育の遅れにつながっているのではないかと思っています。
―“性教育YouTuber”として活動するなかで、どのような反響を感じていますか?
シオリーヌさんYouTubeを始めて、1年で登録者数が10万人を突破したので、それだけ多くの方が性に関する情報を求めていらっしゃったんだなというのはそのときにも実感しました。