2021年9月20日 22:10
サブスク世代の新鋭“メガシンノスケ” 初アルバムリリースも「出す気なんかなかった」
メガシンノスケ、通称メガシン。2000年生まれ、現在20歳。音楽制作をはじめたのは’17年、高2当時とかなり最近だ。しかし、ジャンルレスなポップセンスと高いセルフプロデュース力で瞬く間にその存在を音楽好きに浸透させた。気づけばTV・雑誌などのメディアやサブスク系音楽サービスで期待のニューアーティストとして取り上げられるように。’19年には上京し、菅田将暉や入野自由に楽曲提供をするなど活躍の場はどんどん拡がっている。そんな中、初のアルバムをリリース。どんな意気込みのある作品かと思いきや「そもそもアルバムを出す気なんかなかった」とあっさり。
タイムパフォーマンスを重視したサブスク世代のアルバム観とは?
「なんか僕自身が10代のころ全然音楽を聴いてきてないんですよ。だからCDアルバムを買う感覚ってどういうものかよくわかんなくて……。誰が11曲も入っているもの通して聴くの?って思っちゃう」
サブスクでザッピングしながら聴くのがデフォルト化された世代ならではの意見に返す言葉もないが、そんなカテゴライズのない音楽の渦中に常にいるからこそ、メガシン流のアルバム定義が生まれたようだ。
「サブスクで縦横無尽になんでも聴けるから気づくこともあるんです。