2021年10月31日 20:40
D.A.N.の新アルバムはまるでSF映画? 『TENET』に影響された楽曲も
D.A.N.の3年ぶりの3rdアルバム『NO MOON』は、新たな音色やラップが入ったことでよりグルーヴの強度が増し、格段と新しい音像が描かれている。
SF的な世界観をより深めていくっていうのが出発点でした。
「D.A.N.のSF的な世界観をより深めていくっていうのが出発点でした。コロナによってこれまでと真逆のエネルギーの中で生きていくしかない状況になって、新しい自分たちの音を見つけたかった。スタジオを構えたことによって、よりたくさんの時間を制作に充てられるようになったのも大きかったです。今までは演奏ベースに作ってたんですけど、録音物として柔軟に作れたのは明らかな違いですね」(櫻木大悟・Gt&Vo&Syn)
「新しい機材を買って、それをかなり使いました。(市川)仁也がチェロを始めたのもデカかった」(川上輝・Dr)
「前からラップを入れたいという話は出てたんですが、MIRRRORのTakumiに参加してもらって。今まで歌は(櫻木)大悟と(小林)うてなの声しか乗ったことがなかったので、選択肢が増えてより自由に作れた感じがします」(市川仁也・Ba)
「Antiphase」と名付けられたインスト曲が3曲挟み込まれ、全体を通してひとつのSF映画が描かれているような大作感がある。