2021年11月16日 19:10
珠城りょう「宝塚って愛に満ちた場所なんだな」 14年間の宝塚人生を振り返る
自分の存在意義を誰からも認められるような居場所が欲しかっただけの人間なんじゃないか…。自分なりの解釈ではありますけど、そうやって考えていくうちに、ジュリアンという人物がすごく腑に落ちたんです。あの作品を良かったと言ってくださる方が多く、ジュリアンとしての人生を生きられたのかなと思っています」
熱っぽく、そして楽しそうに語った後に、「自分以外の誰かの人生を生きられるって、すごく楽しいんですよね」と力を込めた。
「お芝居の中では、自分ではできないいろんな経験ができる。そこにすごく面白さを感じています。なので、これからも細々とでもいいから、何かお芝居ができたらいいなと思っています」
ただ、退団後の進路を“俳優”と定めずに進んでいきたいとも。
「今日こうして久しぶりにメイクをして、いろんな洋服を着て写真を撮っていただいて、本当に楽しいなって思ったんですよ。この先、どんなご縁に巡り合うかわからないですし、流れに身を任せて、いろんなことに挑戦していきたいと思っています。
舞台なのか映像なのか、雑誌のお仕事なのか、はたまた全然違うお仕事に出合うかもしれない。フラットな気持ちで目の前のことと向き合っていけたらいいですね」