2022年2月24日 20:20
ゴヤの名画盗難の真犯人はタクシー運転手!? 前代未聞の実話に隠された真相【映画】
今回は、映画化にいたった経緯やロジャー監督から学んだことなどについて、語っていただきました。
―もともとはケンプトンのお孫さんからニッキーさんに送られてきたメールがきっかけだったそうですが、どういった内容だったのでしょうか。
ニッキーさん ある年のカンヌ国際映画祭のプロデューサーリストを見た彼から、「僕の家族に関するすごい話があります」と突然メールが送られてきたんです。私以外にも何名かのプロデューサーに送っていたようですが、書かれていた簡単なあらすじに魅了された私はすぐに返信をしました。
―つまり、その時点で「これはいい映画になる」という手ごたえを感じていたと。
ニッキーさん そうですね。家族モノで、実話に基づいていて、絵画の盗難もあるというのはおもしろいので、いい映画になる可能性はいくつも秘めているなと。しかも、それがあまり知られていないというのも大きかったですね。
まずは自分で調査を始め、すべての事実がはっきりしてから企画に取り掛かることにしました。
ロジャーの姿勢から学ぶことは多かった
―その後、本作の監督としてロジャー・ミッシェル監督を指名した理由についてお聞かせください。