くらし情報『萩原みのり「お芝居に対する思いがすごく変わった」 三浦大輔作品に再び挑む』

2022年3月15日 19:10

萩原みのり「お芝居に対する思いがすごく変わった」 三浦大輔作品に再び挑む

人間の弱さや情けなさ、悲哀の先にある滑稽さを、痛いほどに生々しく描き出す劇作家で演出家の三浦大輔さん。この度12年ぶりに再演される舞台『裏切りの街』もまた、愛もなく意味もなく惰性で逢瀬を重ねるフリーターの青年と専業主婦の姿から、閉塞した現代を活写した作品だ。

惰性で逢瀬を重ねる男女の哀しくも滑稽な姿をリアルに。
萩原みのり「お芝居に対する思いがすごく変わった」 三浦大輔作品に再び挑む


「三浦さんが書かれるセリフって、気になる箇所がいっぱいあるんです。たとえば今回の脚本ですが、改訂台本が出たときに、セリフに“え”というたった1文字が加えられていたんです。そこに入れた意図はなんなのか、どんなお芝居になるのを期待しているのか考えますよね。今は毎日、繊細に脚本と向き合う力をつけてもらっている感じです」

とは、今作で主人公・裕一(髙木雄也)の恋人・里美を演じる萩原みのりさん。三浦作品は、映画『何者』以来2作目の出演となる。


「『何者』のときはオーディションを兼ねたワークショップみたいな形で、1週間くらいお芝居を見ていただきました。三浦さんは毎回、面白い面白くないをはっきり提示してくださる方だし、カッコつけて自分を取り繕おうとしても全部剥がされるんです。もう何も武器を持っていない状態までいって、自分の一番深いところから表現するっていうことを経験して、お芝居に対する思いがすごく変わったんです」

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