2022年3月31日 21:10
日本一忙しいアニソンアーティスト・オーイシマサヨシ「“掴みの2秒”が最重要」
昨年、LiSAさんが歌い、爆発的ヒットとなった「紅蓮華」には、大いに刺激を受けたそう。
「アニソンがこんなにも多くの人に愛されるコンテンツになっていたということを改めて感じました。より多くの方々に聴いてもらえるようになったということは、気が抜けないぞと背筋が伸びる思いでしたね。ただ、オリコンチャートに入りたくてアニソンを作っているクリエイターってほとんどいないんですよ。『紅蓮華』にしても、『鬼滅の刃』という作品を高い解像度で表現した結果、アニメファンの間で局所的な熱を帯び、そこから溢れ出た作品愛が一般層に伝わって大ヒットに繋がったと思います。今後、アニメファンだけではなく、お茶の間の一般層にも耳を傾けてもらえるアニソン作りを意識しないといけないけれども、やっぱり根本には“作品への愛”がアニソンに必要とされていることは変わらないと思いますね」
クリエイターとして、ファンとして、作品やアニソンに愛を注ぎ続けるオーイシさん。今後のアニソン界を見据えて、こんな予想をしてくれた。
「完全な僕の予想ですけど、アニソン業界は二極化していくんじゃないでしょうか。
一つは、いわゆる“電波ソング”のようなものすごくコアなファンに向けた、局所的に熱量を持った楽曲が濃度を増していくパターン。