2022年5月16日 19:10
尾野真千子「いいことも悪いこともすぐに口に出しちゃう」 共演者から慕われる理由
辻村深月さんによる原作小説『ハケンアニメ!』が、anan連載から10年を経てついに実写映画化!ここでは、スタジオえっじのプロデューサー・有科香屋子を演じる、尾野真千子さんのインタビューをお届けします。
尾野真千子さん演じる有科香屋子は、スランプに陥り作品を作れずにいた王子千晴を口説き落とし、表舞台に引っ張り出したプロデューサー。
「プロデューサー役でよかったと思いましたよ。みんなが絵を描いたりCGをやったり、手に職的ないろんな技術を芝居でやらなきゃいけない中、指示したり、謝ったりするだけですから。あっちだったら大変だったなと思って」
そう言ってアハハと笑う。
「香屋子が素敵なのは、スタッフを信頼してちゃんとその人たちに頭が下げられるところ。自分はプロデューサーという立場なわけだから、現場に対して『じゃあお願いね』くらいでもいいのかもしれない。でも、実際に手を動かす側からしたら、それってなんかちょっと腹立つじゃないですか。
でも香屋子は、ちゃんとその人たちを信頼して尊敬の念を持っていて、だからこそ『お願いします』って深々と頭を下げられる。仕事相手に対して、ちゃんと敬意を持てるって素敵ですよね」