くらし情報『「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及』

2022年7月15日 19:00

「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及

本作を制作するに至った思いや撮影時の苦労、日本との共同作業で感じたことなどについて語っていただきました。

―本作の構想は、いつ頃から監督のなかにあったのでしょうか。

監督2014年の雨傘運動も終わり、少し落ち着き始めていた2017年頃に本作のことを考えるようになりました。特に、前作『乱世備忘僕らの雨傘運動』のラストシーンで、主人公の男性に「自分の将来はどうなると思いますか?」とたずねているところがあったので、その続きになるような作品ができたらいいなと。

なかでも、彼らと同じような運動に参加し、似た経験をしてきた年配の方々がどうなったのかを見せることで、若い世代の人たちに、これからの20年、30年、さらに50年後の未来について考えてほしいと思いました。―本作は通常のドキュメンタリーとは違い、再現シーンでは当事者たちを現代の若者に演じさせている構成も非常に印象的でした。そのようにした意図についても、お聞かせください。

監督2019年に大規模な反政府デモが起きたので、ただ歴史的な話を入れるのではなく、その運動に参加した若者たちの困難も描きたいと思うようになりました。
なぜなら、本作に出演している若者たちは、裁判を控えていて、刑務所に入るかもしれない不安を抱えていたり、香港を離れることも考えたりしているような状況だったからです。

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