2022年7月22日 20:15
幸せの絶頂から“相続トラブル”へ… 30代女性が父の死後に知らされた「衝撃の事実」【前編】
幸いなことに、母は生前の父から『何かあったら、ここに連絡をしてくれ』と、私の異母兄弟たちの携帯電話と住所を書いたメモをもらっていたんです。
そのメモがあったので父の遺産相続について、二人の兄に連絡をとるのは思ったよりも簡単でした。最初に上の兄だという男性に電話をすると、向こうは私の存在を知っていたようで『あぁ、あなたが僕に電話をしてくるってことは、父に何かあったんですか?』と冷静な声で尋ねられました」
そこで上の兄に父親の死と、相続にあたって話し合いをしたい旨を申し入れたという真奈さん。上の兄は「じゃあ弟には僕から連絡をしておきます」と言ってくれたので、話し合いの日時を決め電話を切ったそうです。
「ところが、どうやらこの二人の兄がなかなか難しい人たちらしくって……。母は以前、父から兄二人はもめ事を起こすことが多いと聞いていたようです」
それでも、同じ父親の子どもである以上、話し合いは避けられないと考えた真奈さん。約束の日には、憔悴している母親に同席を求めることなく、一人で話し合いに向かったとのこと。
親の過去は何でも知っているという人は意外と少ないかもしれません。
過去に別の人と結婚していたことがある親であれば、自分以外にも異母兄弟や異父兄弟が存在したとしても不思議ではないでしょう。