2022年9月28日 19:20
北野日奈子「松井玲奈さんの記憶に私がいてうれしかったです」
“心中”をテーマに人間の欲望と心の闇を映しつつ、誰しもが直面しうる「生きていることに希望はあるのか」という究極の問いを投げかける、スーサイドラブストーリーです。
ーー本作で本格的に連続ドラマへ初出演されたそうですね。出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
北野さんファンの方から、「ナギちゃんはとても人気があるキャラクターなんだよ」と教えていただいて。ナギちゃんを演じることがうれしい反面、不安な気持ちもありました。撮影する前にスタッフの方々とZoomで話し合いを重ね、みなさまの協力を得て、原作を大事にしながら、ドラマならではのナギちゃんを作り上げたいと思いました。
ーーナギをどのようなキャラクターだと捉えましたか?
北野さん原作のナギちゃんは、クールで口数の少ない女の子なんです。私はおしゃべりが大好きなので、性格はあまり似ていないんです。
でも、カメラがまわって、ナギちゃんの人生を歩み、彼女と言葉を伝えようと思うと全く違和感がなくて。おそらく、彼女は過去につらい経験をして、その経験を乗り越えるために心を空っぽにした女の子だと思うんです。そう考えてから、彼女の言葉や価値観に共感して演じることができました。