くらし情報『「100億円集めて…」世界注目の美術家・長坂真護が“廃棄物アート”をつくる衝撃の理由』

2022年10月1日 18:00

「100億円集めて…」世界注目の美術家・長坂真護が“廃棄物アート”をつくる衝撃の理由

長坂さん国の首相や大統領がテーブルに集まっていますが、よく見るとテーブルは3脚。脚が1本ないのです。テーブルの上に描かれているのは、もともと湖だったアグボグブロシー。この首脳たちが手を離すと、テーブルが傾きすべてが流れ落ちる。無理矢理、今の社会を保っている様子を表しています。地球を脅かす何者かが現れると、僕らは一致団結するんじゃないかなと考えてタイトルを「世界平和のワクチン」にしたら、コロナがきた。僕らは今、一致団結して社会を変えようとしている。まさに過渡期に僕らは立たされているのです。


小豆島にもゴミが…

「100億円集めて…」世界注目の美術家・長坂真護が“廃棄物アート”をつくる衝撃の理由
長坂真護《向日葵》2022年

2021年、長坂さんはスラム街の人たちに仕事を提供する必要性を感じ、農業事業を展開するため瀬戸内海の小豆島でオリーブ栽培の勉強をはじめます。そこで彼が遭遇したのは、島に流れ着いたマイクロプラスチックやシーグラスのゴミでした。

長坂さん現地でビーチクリーニングを行い、そのときの廃材やシーグラスを使って、ひまわりをモチーフにした作品をつくりました。今回の新作です。ほぼゴミだったものが芸術品になりました。


持続可能でパワフルなアート

「100億円集めて…」世界注目の美術家・長坂真護が“廃棄物アート”をつくる衝撃の理由


『長坂真護展』展示風景

ちなみに、今回ご紹介した長坂さんの《向日葵》や《世界平和のワクチン》など、さまざまな作品原画(1点もの)

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