2022年10月6日 19:00
尾上松也「いろいろな方から勘違いされることもあった」払拭したいイメージに言及
いい声だけをキャッチしていればいいですけど、よくない声を聞くとやっぱり落ち込むことはありますね。
いままでに、いろいろな方から勘違いされることもあった
―そんなときは、どのように対処しているのか教えてください。
松也さんと言いつつも、実はあまりほめられるのもよくないかなと思っている部分もあるんです。特に、舞台のときに「あのセリフがよかったよね」と言われるとうれしいですけど、その翌日に同じシーンを演じるときに意識してしまいますから。「ここでがんばらなきゃ!」みたいな。そうするとうまく表現ができなかったりするので、いまは「ほめていただきたいけど、千秋楽が終わってから聞かせてほしい」という感じです(笑)。
―わかる気がします。また、バッドガイズたちといえば、本当はそうではないのに、外見や環境だけで判断されてしまう部分もありますが、ご自身にもそういった経験はありますか?
松也さんバッドガイズのみんなは周りから決めつけられて生きてきたけれど、蓋を開けてみたら実は真逆の精神を持っていたというのがこの作品の肝ですが、僕にも似たようなことはありました。
僕の職業は歌舞伎が主軸ですので、特殊といえば特殊な環境です。