岡田将生、松坂桃李と柳楽優弥は「家族であり友達で、役者としてのライバルでもある」
サクラさんは動物的感覚で動く人だから、こうするだろうなとか。僕はサクラさんには、自由にやりやすいように演じてほしいと思っていて、それは茜ちゃんを一番に思っている正和の目線でもある。…って今日気づいたんですけど、こういう目線って、監督的でもあるんですよね。役者としての自分もいるけれど、同時に、他のキャラクターをこう動かしたいと思っている部分もあるみたい。よっぽどこの作品に、思い入れがあるんだと、改めてわかりました。
――岡田さんにとって、松坂さんと柳楽さんはどんな存在ですか?
岡田:家族であり友達で、役者としてのライバルでもある。お互いを尊重し合い、高め合える関係性です。30代になってからだと、なかなか深い友人関係は作れなくなってくるけれど、あの時20代半ばで一緒に作品を作ることができて、友情関係も築けたのは二人のおかげ。
この先もずっと意識し合うだろうし、僕は何かあったら二人を全力で助けたいとも思っています。
――すごく羨ましい関係性です。映画では木南晴夏さんなどが新しく参加されましたが、現場での雰囲気はいかがでしたか?
岡田:僕が逆の立場だったら、すでに出来上がっているチームに加わるのってすごく緊張しますし苦手なんです。