2024年4月17日 20:00
ゆっきゅん×柴田聡子「世に出して恥ずかしくないものは…」 創作はエゴの塊?
あの人とかけがえのないおしゃべり!ゆっきゅんによる連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。柴田聡子さんをお相手に迎えた対談の4回目、ラストは創作についての考え方、感じ方について話が転がっていき…?
“恥ずかしくないもの”は世に出してはいけない!?
ゆっきゅん(以下、ゆ):柴田さんは学生時代に映像を学んでいたんですよね?
柴田聡子(以下、柴):そう、映像学科にいて、大学院まで。
ゆ:私も!映画を研究するゼミで、大学院まで修めました。映像は作っていたんですか?
柴:作ってたけど、ヤバい奴だった。3年生の進級制作の時は、長い棒を作って天井から垂らすだけの作品を作ってて(笑)。4年生の時は山に行って歌う映像作品を作ったんだけど、それが山の景色しか撮っていないもので……。
ゆ:自分が歌うところではなく、歌を聞いている山だけを撮影?
柴:そう。私はその頃から徐々に歌うことに興味が出ていたんだけど、先生に「これからの時代、人に聞かせたって意味がないぞ、山とかに聞かせなきゃ」とか言われて。
本気になって山に聞かせに行ったのが私です。で、講評の時は「これはなんであなたを写していないの?」って言われた(笑)。