温浴施設や習い事の更衣室も要注意! 知らぬ間に性被害に遭わないために親ができること
「子どもだから誰も気にしないでしょ」……その認識は、少し危ないかもしれません。
残念ながら小児性愛者のなかには0歳の赤ちゃんすら性の対象になってしまう人もいます。低年齢だから安心だとは思わないようにしましょう。
温泉やプールなどの施設を利用する場合、私は、低年齢でもなるべく同性の親と同じ更衣室(浴場)を利用することをおすすめしています。施設によっては「10歳まで」「身長110cmまで」など、異性の更衣室の利用条件を定めているところもありますが、その基準に明確な根拠はないことがほとんどです。
家庭の事情によっては、異性の更衣室を使用せざるをえない場合もあるかもしれません。私としては、心苦しいことではありますが、それなら「当面は施設の利用をあきらめる」ことも選択肢のひとつかと思います。お子さんがある程度自立して別の更衣室を利用できるようになってからでも、楽しい思い出は作ることができるでしょう。
それが難しい場合は、ラップタオルを活用するなど、みだりにお子さんの肌を露出することがないように配慮して、安全に施設を利用していただければと思います。
お子さん自身に着替えを練習させて
このような配慮が必要なのは、温浴施設だけにとどまりません。