2017年6月15日 14:56
インターネットの依存性はドラッグを超える。日本人の半数が知らずのうちに陥っている「ネット依存」の闇
必要な情報が簡単に手に入れられて便利なインターネット。時間があればついつい、SNSで友達の近況をチェックしたり、気になるお店の情報を調べたり、誰かからメッセージが届いてないかとスマートフォンを見てしまわないだろうか。そんなことをしている人が気づかないうちになっているという「ネット依存症」には、ドラッグと同じくらいの中毒性があると、研究の結果わかったそうだ。
日本人口の半分近くが「ネット依存」
まずは「ネット依存」の定義を確かめたい。実は、現時点では明確な診断の基準がなく、スクリーニングテストで依存の程度を判断し、それを参考に対策をとるのだという。程度の差はあるにせよ、インターネットを使っていないと落ち着かないような状態が広く「ネット依存」と呼ばれている。(参照元:久里浜医療センター, 総務省)
2016年の調査によると、ネット依存傾向が強い人が10代以上の日本人全体の8.2%。だが、中程度の依存傾向の人は46.1%もいる。
また、10代から20代の若者ではそれぞれ10.3%、55.2%と世代別に見ても最もネット依存の傾向が強い。ちなみにこれらネット依存の傾向は、アメリカやイギリスのほうが少し強い。