アートを通じ、障がい者と共に社会を築く。一人の女性が“移動式ミュージアム”を始めた理由。
場所を固定せず、アーティストや作品も変わる小さな移動式の屋外ミュージアムの存在を知っているだろうか。このユニークなミュージアムは障がいをもつアーティストたちの作品を取り上げながら全国で行われている。場所やその時のアーティストにより、全く異なった印象を与えるミュージアムである。
移動式ミュージアム「WONDER MUSEUM」
WONDER MUSEUMがあえて屋外で開催される理由は多くの人に目にとめてもらうためだ。あらゆる地域であらゆる人々が足を止めて立ち寄り、多くの人が繋がれる場所づくりをしている。現状を変えるためには、まずは多くの人を巻き込んだ直接的なコミュニケーションがとれる機会を増やすことが必須となるだろう。青空のもとで誰もがカジュアルにコミュニケーションをとれることで、障がいに対する理解不足は少しずつ解消され、きっと素敵な社会がつくられる。現在WONDER MUSEUMは「たった一日のちいさな森の美術館」を実現するため、クラウドファンディングによる資金集めを行なっている。
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