女性活躍は当然の時代。いま女性リーダーに求められる「3K」とは

2016年9月26日 19:45
 



2016年4月に施行された「女性活躍推進法」。働く女性を国をあげて応援するといったこのプロジェクトには、大いに期待したいところです。

女性初の東京都知事として就任した小池百合子氏をはじめ、世界に誕生した女性自治体のトップは今年だけで4人。欧米に比べて「男社会」という古い体質が残る日本企業においも、確実に女性のリーダーが増えていることがうかがえます。

では、なぜいま、女性のリーダーが急増しているのでしょうか。女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する株式会社LiBがキャリア女性約60,000名を対象に、「女性リーダー」に関する意識調査を実施。

その結果をみると、変わりつつあるキャリア女性の未来と、女性に求められるリーダー像が見えてきました。

能力を正当に評価される時代がやってきた!

わたしたちラグジュリーキャリア世代にとって大きな転機となったのは、1997年に改正された「男女雇用均等法」です。

改正法では、社員の募集、採用、配置、昇進を含む全面的な女性差別の禁止、セクハラ規定の整備などが行われました。この段階では「差別禁止」はあくまでも「女性」のみを対象としたものだったことをご存知ですか?

そのため、「女性だから昇進できた」「大した能力もないくせに」と、男性から陰口を叩かれたキャリア女性も少なからずいたようです。

2006年の改正法では、「男性に対する差別の禁止」も盛り込まれ、男性に対する差別・セクハラも禁止の対象に。結婚・妊娠などを理由とする不利益取り扱いの禁止や、セクハラの防止・対策に関する体制整備など、具体的な措置を講じることも事業主に義務付けられることになりました。

このような背景からか、女性の台頭が目覚ましい昨今。ではなぜいま、女性のリーダーが選ばれているのでしょう。

アンケート結果によると、「働く女性が増え、リーダーが女性であることが珍しくなくなっているから」という答えが24.8%で第1位。次いで「女性だからではなく、能力のある人がたまたま女性だっただけ」が19.7%。第3位には15.4%のキャリア女性が「女性特有の資質が必要とされる時代だから」と答えています。

つまり、4人に1人が「リーダーが女性であることが珍しくなくなっている」と実感していることがわかります。それぞれの理由をみると、「女性も長く働くようになり、男性と同じだけの経験を積めるようになっているのだから、役職がついたり、リーダーとしてまとめることは当たり前だと思うから(31~35歳/正社員)」「企業が働きやすい環境へと日々前進しているから(25歳以下/正社員)」「結婚する、子供を授かるということが必ずしも求められる時代ではなくなったので、働ける期間が長くなりキャリアアップのチャンスが増えたと思う(26~30歳/正社員)」などがあげられています。

興味深いと感じたのが、「男女問わず、能力や実力がなければ支持はされない。女性が増えてきたように見えるのは、選ぶ側の基準が変わってきたから。必要とされる立場に見合った力を備えているならどちらでも構わない(31~35歳/正社員)」という意見。

「女性だから能力もないのに昇進できた」という新たな差別をもたらしたともいわれる1997年の男女雇用均等法改正から19年。わたしたちキャリア女性の能力が正当に評価される時代になったといえるのではないでしょうか。

事実、「女性がリーダーに台頭することについてどう思いますか?」という質問には、39.8%が「嬉しい」、21.7%が「どうも思わない」、16.9%が「楽しみ」という結果がでました。

わたしたちラグジュリーキャリアにとって住みよい社会へと変貌を遂げていることがわかりますね。

女性リーダーに求めるのは「コミュニケーション力」と「3K(細やかさ・公正さ・決断力)」

では、キャリア女性は、女性リーダーにどんなことを期待しているのでしょう。気になりますよね。

アンケート結果によると、18.5%が「コミュニケーション力」、次いで、「細やかさ、公正さ、決断力(3K)」という結果に。3Kをみると、女性ならではの能力が期待されていることはわかります。

以前、女の分かれ道。「お局様」と「デキる上司」の違いとは?でも書いたように、リーダーとは、その人がどんな仕事に向いているのか、どうしたら長所を生かせるかを見極めることも仕事です。そのためには日ごろからコミュニケーションを大切にし、細やかな気配りと公正さ、そしてときには潔い決断を下すことが大切です。

「あなたの女性上司をみて、女性だからこそ優れていると思う点はどこですか?」という問には、「フェアであること。社会的に役に立つ仕事を果たそうとするまっすぐな視点(50歳以上/正社員)」「周囲への気遣い、時短勤務のため、仕事が早い(25歳以下/派遣社員)」「同性にしかわからない体調不良等、理解が得やすく、細やかなところに配慮できるのは女性ならでは(31~35歳/正社員)」という回答が。

男女が性別の差別なく働ける時代になったとはいえ、女性ならではの「やわらかさ」を持ち、わたしたちに続くキャリア女性を育てていきたいものです。

リーダーになりたいけれど自信がない......

そんな後輩キャリア女性に、「あなた自身はリーダー・上司になりたい(なれる)と思いますか?」と質問したところ、37%が「なりたいが自信はない」、21%が「なりたいが資格がない」、15.7%が「なりたいしなれると思う」、14.2%が「なりたいが自信はない」と答えています。「すでにリーダー」である25.6%を除くと、51.3%の女性がリーダーになりたい意向があるということがわかりました。

50%以上の女性がリーダーになりたい意向がるものの、自信が持てずにいるその理由は、能力面もさることながら、結婚や出産などライフイベントや、いまだ色濃く残る男性優位の空気感がハードルになっているようです。

わたしたちが階段をひとつずつ昇っていった過程を思い出してみましょう。

同期が結婚や出産を機に会社を去るなか、支えとなっていたのは先輩キャリア女性の美しくもたくましい姿ではなかったでしょうか。結婚、出産後もキャリアを積める、女性ならではの視点でプロジェクトを遂行する。わたしたちはこれからのキャリア女性の指針になるべき存在といえるのではないでしょうか。

男女雇用均等法、女性活躍推進法という女性の活躍を後押しする法律を味方に、そしていつしかそんな法律がなくても女性が女性らしく生きる社会を目指して――。

わたしたちラグジュリーキャリアは一人ひとりが時代の先駆者なのですから。

[「女性リーダー」に関する意識調査]

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