(Photo:cinemacafe.net)
映画『小川の辺』が7月2日(土)に公開を迎え、主演の東山紀之をはじめ勝地涼、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。まもなくやってくる七夕にちなんで願いを書いた短冊を笹に飾った。
藤沢周平の「海坂藩大全」(文藝春秋刊)に収められた一篇を原作に、妹の夫で親友である男の討伐を命じられた武士とその奉公人の旅路を中心に武士として生きる苦悩、義と情の思いを描く。
山形での撮影に加え、数々のプロモーション活動に精を出し、総移動距離9,000キロにおよぶ全国展開のキャンペーンも行って、ついに全国公開を迎えたとあって東山さんは感無量の面持ち。「やっと初日を迎えました。スタッフ、キャストの思いが小川となり、大河へと向かうことを切に願います」と関係者の思いを代弁した。
勝地さんは、藤沢作品への参加に「プレッシャーも感じました」と明かしつつ「人が人を思う気持ち、家族を思う気持ちについて考えさせられました」と晴れ晴れとした表情。
松原さんは「現場で階段があれば、東山さんも勝地さんも手を引いてくださって、藤沢作品の登場人物そのままの優しさを感じました」