『シグナル〜月曜日のルカ〜』西島隆弘インタビュー 「甘さとか弱さが無いんです」
「梓なのかルカなのかの違いだけであって、普段の会話とお芝居も変わらないんだよって話をして。彼女と恵介が成長していく姿を描くんだから、自分の中で思う純粋な動きをすればいいだけなんだよって話はしました」。完璧なアドバイス。思わず、「西島先生って呼んでいいですか?」と尋ねると、「いやいや」と照れて、「僕もそこはマスターしてないので。今後ずっと芝居をやっていくうえでの課題です。三根さんだけじゃなく、自分にも言い聞かせているんです」と謙虚に語る。
「切り替えるというより、その世界に入るっていう感じかな」
ルカをめぐって対決するレイジを演じた高良健吾との共演も「楽しかったです」とふり返る。「高良くんも『愛のむきだし』を観てくれていて、『共演したいと思ってたときにこの作品が決まって、すごい良かったです』と言ってくれました」。
あるシーンを撮った後、2人でアイスを食べながら、こんな会話をしたという。
「『西島さん、ドライ、テスト、本番、全部芝居違いますね』『ごめん。やりづらかった?』『いや、僕もそういう芝居の仕方なんで、すげー面白いし、楽しいっす』って。打ち上げのときも『いつか2人でバッチバチに対決する芝居したいね』って話してました」。