2012年7月12日 18:44
“ニセものバズ”の誕生秘話から紐解く ピクサーアニメ&レゴの意外な共通点
おもちゃの世界の「居場所」って?
そんなミニバズは店を訪れた“本物”のバズに成り代わってお家へ、店に取り残されてしまったバズは、捨てられたおまけのおもちゃたちの“グループセラピー”(率いるのは「glee」スー先生役でおなじみ、ジェーン・リンチ扮するネプチュラ!)に参加する羽目に。ご主人に愛されているおもちゃと捨てられたおもちゃ。これまでシリーズを通して描かれてきたおもちゃたちの悲喜こもごもがここに詰まっている。
「まさにその差というのを見てもらう、感じてもらうところにストーリーのポイントがあるんだ。バズは体のサイズもミニバズと全然違うし、おもちゃとして生きてきた経験も全然違う。でもミニバズもグループセラピーのコミュニティと言える仲間も自分にはいたんだと、それが彼にとっての日常なんだと気づく。どんな状況に置かれても自分のコミュニティや仲間、居場所を見つけようというのを伝えたかったんです」。
アニメーション&レゴに通ずる「限界」の中の創造
おもちゃの世界に途切れなく愛を注ぐ監督。
ところで、レゴビルダーとしても活躍する監督のお仕事に興味を抱かずにいられないのだが、アニメとレゴに通ずる面白みというのは何なのだろうか?
「アニメーションの仕事は、一つのアイディア、コンセプトというのを時間軸やパフォーマンス、台詞と動きを通して形にしていく。