2012年7月17日 15:42
『ヘルタースケルター』アジアでも大旋風の予兆 蜷川監督、台北で作品アピール
(Photo:cinemacafe.net)
先週末公開を迎え、大ヒットスタートを記録している『ヘルタースケルター』。沢尻エリカの5年ぶりの映画復帰作としてたびたび注目を集めてきた本作だが、映画完成前からアジア各国でその配給権をめぐり激しい争奪戦が繰り広げられ、その結果、台湾を始め、香港、韓国でこの夏公開されることが決定している。これに先駆けて、本作を引っさげ蜷川実花監督が台北にて開幕中の第14回台北国際映画祭にて舞台挨拶を敢行、大熱狂に包まれた。
カルト的人気を集める岡崎京子の同名コミックを、蜷川監督の指揮のもと、沢尻さんら豪華キャスト陣で映画化した本作。全身整形で作り上げた完璧な“美”を武器に、欲望渦巻く芸能界のトップに上り詰めたりりこが周りの人間を巻き込みながら疾走していくさまが圧倒的な映像美と共に描かれる。
アジア進出の皮切りとして、本作は同映画祭のガラ・プレミア部門の特別招待作品として出品されアジア・プレミア上映を果たしたが、一時“女優休業”を発表していた沢尻さんが登壇して話題をさらった日本での初日舞台挨拶からまもなく、翌15日(日)に蜷川監督は台湾に渡り、メイン・ゲストとして登壇した。