2016年4月21日 20:00
神木隆之介×門脇麦 本能と覚悟を武器に臨んだ衝撃の近未来SF『太陽』!
すがすがしささえ感じさせる表情で「脚本を読ませて頂き、僕がこの映画を理解するのはずっと先のことになるだろうと思ったんです」と語る。この“分からなさ”を武器に鉄彦を演じた。
「鉄彦自身、映画の中でまっすぐで純粋な存在であり、大人たちのいざこざや事情を分かっていないまま、必死でもがいてる。あえて、分からないままに、感じるままに表現しました。ロールプレイングゲームで、何の装備もせずに戦いの旅に出たような気分でした…(苦笑)。完成した映画を観て、それでよかったと思いました」。
門脇さんは、今回のオファーが届く以前に、イキウメの「太陽」再公演を見ていたという。「こちら(=観客)の想像と、作り手が提示するものが合致し、ひとつの作品になる――舞台だからこそできる作品だなという印象が強かった」と語る。
映画化の難しさを感じつつも「どんな感じになるのかなと、いち観客としてムクムクと好奇心がわいてきた」とも。舞台ならば「ウイルスにより、2つの世界に人類が分かれた近未来…」という説明と舞台美術、観客に想像力に委ねることで、SFの世界を納得させることができるが、実写映画となるとそうはいかず「余白を残すことができない」