2016年11月29日 21:00
【インタビュー】『ハリポタ』から『ファンタビ』へ…魔法界を知り尽くした監督&製作者の信頼関係
一番大事なのは、彼女が重要視する物語を伝えるプラットフォームを作ってあげることなんだよね」。
「それで、この脚本の2稿目を書いているときに、彼女が5本の映画にしたいと言ったんだよ」と、監督は打ち明ける。「『5本の作品がどういう展開になるのかも、もう分かっている。こういうふうに進んでいくの』って言ってね」。
また、ヘイマンはこう語る。「今回の作品の素晴らしいところは、『ハリー・ポッター』映画を観ていなかったとしても楽しめるということだよ。ただ、もし『ハリー・ポッター』映画を観ていたら、この映画の中に繋がっている世界観があるから、それに気づくと、絶対に違う意味でより楽しいとは思う。新しい世代にも響くものがあるからね。
でも、この映画だけ観ても、意味は成立するんだ」。
そう、今回の『ファンタビ』は、これまでの魔法世界について何の知識もなくても、1本の映画として楽しむことができる。ヘイマンは原作がない分、「観ている人たちが『なるほど、あの部分は描かなかったんだ。ここは映画でも描いたんだ。次はこんなことが起きる』なんて思いながら観ることもない。それって観る人たちにとっても、すごく新鮮だと思うし、エキサイティングだと思うんだよね」