2017年7月11日 19:30
【モアナを知ろう第6弾】オーガニックに生きる島の人々から学ぶ「本当の豊かさ」とは――監督プロデューサーインタビュー
魅力的で心惹きつけられるキャラクターとともに、作品に入り込むための世界観づくりを徹底して行うのが「ディズニー・アニメーション」の製作における重要な点であることが今回のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ本社取材で発見したことだ。先日発売された『モアナと伝説の海』MovieNEX内のボーナス映像『VOICE OF THE ISLAND(南の島の声をたどって)』では、ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー監督をはじめとする製作陣の5年に渡るフィールド・ワークの模様が映されているが、今回はその監督&プロデューサーのオスナット・シューラ―に直接インタビューし、南太平洋の文化を肌で感じたその感触や、彼らの目に映った現地でのリアルな光景を語ってもらった。また、本作を先導した彼らだからこそ理解しているキャラクターの魅力についても監督らのコメントとともに紹介していく。
■自然と協力しながら生きる人々の持つ「精神的な豊かさ」
島に生きる人々は食物や原料、自然のものに対して非常にセンシティブである。なぜなら、限られたものの中で、何かを極端に使いすぎたり収穫しすぎたりするとそれがダイレクトに生活に影響するからだ。