2017年8月10日 09:00
【インタビュー】スパイダーマンになりたい――5年で夢を叶えた新鋭トム・ホランド
映画初出演を果たし、たちまち注目を集めた5年前、「ヒーローを演じるとしたら、誰がいい?」と訊かれ、「スパイダーマン」と答えた少年がスパイダーマンになった。しかも、正確には「10年後にアンドリュー・ガーフィールドの後を継いでスパイダーマンになりたい」と答えたというから、予定よりも随分と早く夢を叶えたことになる。「わかってる。ラッキーなことに、僕の夢は叶ったんだ。でも、自分でつかみ取ったというよりは、夢が舞い込んできた感じかな」と語るトム・ホランド、現在21歳。『スパイダーマン:ホームカミング』は、彼の存在なくして語れない作品となった。
トムの演じるスパイダーマンことピーター・パーカーは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場。アベンジャーズと対面して以来、チームへの加入を望んでいる。
しかし、ピーターはスパイダーマンであると同時に、15歳の高校生。「大人に認められたい気持ちが空回りしているところなんだ」とトムは語る。「それが『スパイダーマン:ホームカミング』の面白さでもあるのだけど、子どもなら誰もが共感できるし、かつて子どもだった大人にも共感できる。もちろん、僕自身もね。僕はラッキーなキャリアを歩んでいて、素晴らしい共演者たちに恵まれてきた。