2017年9月25日 16:30
【インタビュー】声優・梅原裕一郎 吹替の魅力と難しさを再確認した『僕のワンダフル・ライフ』
『役者さんが喋っているようにしか聴こえないんだけど、どうやったらこんなお芝居ができるんだろう?』って思いますね」。
■ ベイリーを通して、人と人との巡り合わせを感じてほしい
声優という職業を知る前から、洋画を吹き替え版で観ることが多かったという梅原さん。吹き替え版の魅力について尋ねると、それまで淡々と語っていた彼の声がわずかに大きくなった。
「吹き替え版を観た後に字幕で観ると…『あれ?こんな声なんだ』って思うことが多かったんです。もちろん、字幕で観るとまた違った魅力があって楽しいんですが、吹き替え版って…顔が整った海外の役者さんに、すごい整った声が乗っかることで…なんかもう、ものっすごいものになってるんですよね(笑)。顔も良ければ芝居も良くて、声もいいっていう。観ていて迫力がありますよね」。
「たしかに、トム・クルーズに森川(智之)さんの声とお芝居が乗ったら最強ですよね」と言うと、「いやほんと、そうなんですよ!(笑)」と、この日いちばんの笑顔を見せた梅原さん。
「僕は吹き替えの経験があまりないので、今後も吹き替えのお仕事を増やしていけるように勉強していきたい」と語った。
そんな、吹き替えの魅力と難しさを再確認することになった『僕のワンダフル・ライフ』。