2017年11月13日 17:30
【インタビュー】杉野遥亮×松尾太陽×甲斐翔真 NOT「けだもの男子」の僕ら、何男子?
「最初、すごく苦戦しました」と千隼のキャラクターについて言及した松尾さんは、「すごくクールで、大人っぽくて、何事も冷静に対処できる男だと思いました。画面に収まっているときは常に完璧じゃないといけないし、どう見せたら格好よくなるだろう、とばかり最初は考えていました。けど、撮影が進むにつれ、せっかくドラマなので、原作では見られないような僕なりの千隼を見せていけたらいいのかもしれない、という気持ちに変わっていきました」と、松尾さんがやるからこそ吹き込めた千隼の新たな魅力を覗かせる。千隼を演じる上で松尾さんが大事にしたという、相手を思いやり伝える言葉の節々には、どこか松尾さんの誠実さの片鱗を感じさせてくれる。
3人の中でも一番「いそうだな」と思わせてくれる人物こそが、甲斐さんが演じた竜生だろう。明るくお調子者の竜生は、実際、撮影現場でもムードメーカーだったという話だが、それには理由があった。「普段の僕はひとりが好きでインドアだし(笑)、竜生みたいに、いつも笑っていて、明るくて、太陽みたいな男という感じではないんです。だから、自分の一番テンションの高いところ=竜生の通常時と思い、最初は無理をする感じでやっていました」