藤原竜也、狂人も天才も魂で演じる!最新作『Diner ダイナー』にも期待
“夜神月”や“カイジ”、世間を手玉にとる猟奇犯――。これまで日本映画史に名を残す数々のキャラクターを圧倒的な演技力で演じてきた藤原竜也。5月15日に37歳になった彼は、7月に“育ての親”故・蜷川幸雄氏の長女・蜷川実花監督と初タッグを組んだ主演作『Diner ダイナー』が待機するが、その強烈な言動や豪華キャストの競演、エッジの効いた映像美にはいまから熱い視線が注がれている。
蜷川氏演出の舞台「身毒丸」での鮮烈デビューから20年以上が過ぎても、紛うことのない“天才”ぶりに並ぶ者はそうおらず、近年では新境地への挑戦も目覚ましい。
全くの演技未経験から蜷川幸雄の秘蔵っ子に!
1982年生まれ、埼玉県出身の藤原さん。15歳のとき、池袋に遊びに行った際に所属事務所ホリプロの女性マネージャーにスカウトされ、全くの演技未経験ながら「身毒丸」主役オーディションで見事グランプリを獲得してデビュー。1997年10月、ロンドンの劇場で上演された初舞台は、海外のメディアからも大絶賛を受けた。
実はこの裏には、書類選考で3度落とされるも、スカウトした女性がそのたびに藤原さんの応募書類を合格の束に忍び込ませ、その結果、5,000人以上の応募者の中から蜷川氏の目に留まった、という逸話があり、藤原さん自身もテレビのトーク番組などで明かしている。