2020年1月27日 13:00
ベルリン映画祭で受賞!思春期の揺れ動く思い描く『はちどり』4月下旬公開へ
1990年代の韓国を舞台に、思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた『HOUSE OF HUMMINGBIRD』(英題)の邦題が『はちどり』として4月下旬から公開決定、場面写真が解禁となった。
38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作は、監督自身の少女時代の体験がベースとなっている作品。2018年、釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ国内外の映画祭で44を超える賞を受賞(1月現在)。
2019年8月に公開され、単館公開規模ながら公開1か月で観客動員数12万人超、最終的に15万人に迫る異例の大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、いま韓国で最も話題の女性監督のひとりだ。
今回解禁されたシーン写真は3点。ウニの強い意志を秘めた凛とした眼差しや、友人との放課後のささやかな時間、家族との日常の食卓風景など、いずれも“二度と戻らないありふれた少女時代特有の風景”を切り取ったものとなっている。
1990年代を生きる本作の主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」