2020年2月20日 16:00
夏帆、初主演『天然コケッコー』から最新作『Red』まで輝き続ける魅力に迫る
夏帆と妻夫木聡、さらに柄本佑と間宮祥太朗の共演で贈る映画『Red』。映画初主演を務めた『天然コケッコー』で見せたあどけない無垢な笑顔の少女から、10年以上の時を経て、儚くも強く、繊細な女性へと変貌を遂げた女優・夏帆さん。
「すべてが手探りで戸惑うことが多かった」と本人が語る通り、難しい役どころを見事に演じきった。共演の柄本さんも「僕の中では『天然コケッコー』のイメージで止まっていた」が、「現場の立ち姿とか居住まいがすごくかっこよかった」と語っている。役柄によって次々に新たな魅力を発揮していく彼女は、これまで多くの名監督たちとタッグを組んできた。
◆『天然コケッコー』(2007年)初主演となる代表作
第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、夏帆さんの初主演作品。山と田んぼが広がる木村町。方言丸出しの中学2年生・右田そよの通う、全校生徒たった6人の分校にある日、東京からかっこいい大沢広海(岡田将生)が転校してくる。
初めてできた同級生との楽しく過ごす毎日に、期待に胸膨らませるそよだったが、そよとは正反対の性格で、ちょっと意地悪でとっつきづらい大沢をだんだんと気になりだす…。
清純派の代名詞として、いまなお語られる夏帆さんの代表作であり、制服姿の無邪気な笑顔が印象的。