2020年5月7日 15:00
香港、大手シネコンが8日から営業再開へ 『男はつらいよ』『Emma』など上映
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため営業を中止していた香港の映画館が、金曜日から営業再開が可能となる。火曜日、キャリー・ラム行政長官が発表した。「Variety」誌が報じた。
香港の大手シネコン「ブロードウェイ・シネマズ」は、早速8日から上映する作品を発表。ラインアップは少し古めの作品でアメリカの『ドント・ウォーリー』、日本の『男はつらいよ お帰り 寅さん』、中国の『Better Days』(英題)、新しい作品はアメリカの『トロールズ ミュージック★パワー』、イギリスの『Emma』(原題)など。
営業の再開許可が出たものの、引き続き満席での上映は避け、観客同士の間隔は一定の距離が保たれる模様。
バー、スポーツクラブ、美容関連施設の営業再開も認められた。これらの施設でも、やはり施設に入れる人数は制限され、例えばバーでは定員の50%以下での営業が可能に。
ナイトクラブやカラオケはまだ営業再開は許可されていない。中学校は5月27日から、小学校は6月初旬に再開されるという。
香港では新規感染者がゼロという日がしばらく続いており、感染者が出現しても外部からの旅行者などに限定されている。新型コロナウイルスによる死者は4人で、3月中旬に4人目の方が亡くなって以来、死者は出ていない。
(Hiromi Kaku)
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