くらし情報『【レビュー】『エノーラ・ホームズの事件簿』は“新世代”ミリー・ボビー・ブラウンからのエンパワーメント』

2020年10月15日 13:20

【レビュー】『エノーラ・ホームズの事件簿』は“新世代”ミリー・ボビー・ブラウンからのエンパワーメント

フィニッシング・スクール(花嫁学校)のハリソン先生役には、『ハリー・ポッター』シリーズや最近では「キリング・イヴ/Killing Eve」でお馴染みのフィオナ・ショウなど、英国映画・ドラマ好きならニヤニヤしてしまう共演陣も見逃せない。

ヒントは母のリボンにあり!?“1884年”を2020年に描く意味

一体、エノーラたちの母ユードリアはどこへ行ってしまったのだろうか?エノーラが抜群の記憶力と推理力を駆使してたどり着いた場所には、母からの誕生日プレゼントに結ばれていたものと同じ紫色のリボンが…。

このリボンの色、さらに母の部屋でマイクロフトが手に取ったジョン・スチュアート・ミルの著書「女性の解放」などから浮かび上がるのは、今作の謎解きにも大きく関わる歴史の転換点、選挙法改正について。そして、ヘレナも出演していた日本では2017年公開の『未来を花束にして』(原題:Suffragette)という映画のこと。英国では1884年の法改正以降、ますます女性参政権を求める声が高まり、やがて同作で描かれたようにサフラジェットと呼ばれる活動家たちが登場する。紫はそのシンボルカラーの1つで、「尊厳」を現す色だ。

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