くらし情報『【インタビュー】中村倫也の更なる躍進、“受け”と“攻め”の演技を自在に操る表現術』

2022年3月7日 07:45

【インタビュー】中村倫也の更なる躍進、“受け”と“攻め”の演技を自在に操る表現術

とのギャップを見事に成立させた部分に、中村さんの職人芸を感じずにはいられない。つまり、『ウェディング・ハイ』は名優・中村倫也の「受け」と「攻め」の演技を堪能できる作品でもあるわけだ。今回はその部分をテーマに、中村さんの表現術を紐解いていく。

なお、本取材が行われたのは、「狐晴明九尾狩」が大千穐楽を迎え、ほどなくしたタイミング。主役の陰陽師・安倍晴明を任された中村さんは、激しいアクションと独特のセリフ回し、高い熱量が持ち味の劇団☆新感線で、約2か月に及んだハードな公演を走り切った。ならばこそ、彼の現在地から『ウェディング・ハイ』に通じる演技論を掘り下げてゆきたい――。

撮影中は「リアリズムな芝居を意識」

【インタビュー】中村倫也の更なる躍進、“受け”と“攻め”の演技を自在に操る表現術
「ご無沙汰です」と柔らかな表情を浮かべ、こちらの緊張を和らげてくれた中村さんに感謝しつつ、「受け」と「攻め」、声の表現に脚本の読解術…ディープな質問をぶつけてみた。

――まずは「狐晴明九尾狩」、お疲れさまでした。
「中村倫也のボルケーノラジオ」(ファンクラブ会員限定コンテンツ)でも終演直後の想いを語っていらっしゃいましたが、今現在の状態はいかがですか?

ボルケーノラジオ、聴かれたんですね(笑)。

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