2022年12月16日 20:00
岸井ゆきの、ボクサー“ケイコ”と「想い、執着が似ている」『ケイコ 目を澄ませて』特別映像
岸井ゆきの主演、三浦友和を共演を迎えた三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』。第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品され、世界が熱視線を送る本作から、岸井さんと三浦さんがそれぞれに“ケイコ”の魅力を語る特別映像が解禁された。
映像は耳の聞こえないボクサー・ケイコを演じた岸井さんと、彼女が通うジムの会長を演じた三浦さんのインタビューと本編映像を交えたもの。
目元に大きな絆創膏を貼ったケイコの横顔から始まり、痛々しくもあるがどこか美しい彼女のその傷は、勝利を収めた試合で負った勲章でもある。
そんなケイコに「いつまでボクシングを続けるの? もう十分じゃないの?」とたどたどしい手話で伝える母親の表情には、娘を心配する不安な気持ちが滲み出ている。この母親からの言葉を皮切りに、ケイコは自分が夢中になれることを周りに反対されながら続けていっていいのかと、今後の自分の人生について思いを巡らせるようになる。
岸井さんはそんなケイコについて、好きなもの・ことに対する想いこそが似ていると分析し、「ケイコがボクシングに向ける情熱や想い、執着は、私が映画に賭ける想いだったり執着に似ていると思いました」