2023年1月17日 20:00
黒沢清監督作や日本初上映作など19作品上映「建築映画館2023」開催
建築という視点から映画を考える映画祭「建築映画館2023」が2月23日(木・祝)~26日(日)にアンスティチュ・フランセ東京にて開催決定。建築に関する映画19作品を、《都市》《構造》《図面》《建築と人物》《アーカイブ》の5つのテーマに分けて上映する。
ガス・ヴァン・サントに影響与えた『プロパティ』日本初上映
1970年代のポートランドで地域の再開発から生活を守ろうとする住民たちを描いたインディペンデント映画『プロパティ』は、若き日のガス・ヴァン・サントが録音技師として参加、ケリー・ライカートなどの次世代の独立系映画作家に影響を与えたとして近年再評価されている。
『プロパティ』
また、映画がどのようにロサンゼルスを映してきたかを膨大なフッテージをもとに辿る、壮大な映画エッセイ『ロサンゼルスによるロサンゼルス』(2003-2014)は日本初の字幕付き上映。
さらに、2023年1月5日に急逝した実験映画の大家マイケル・スノウ唯一の劇映画『SSHTOORRTY』など、滅多に上映機会のない貴重な作品が続々。さらには黒沢清や溝口健二といった日本劇映画の巨匠や、ジェリー・ルイスのコメディもラインナップに揃え、製作国、時代、ジャンルまでバラエティに富んだ作品群を「建築」