2023年11月17日 17:05
宮崎吾朗監督「絵を一点一点見てほしい」「君たちはどう生きるか」展、三鷹の森ジブリ美術館にて11月18日よりスタート
三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示となる「君たちはどう生きるか」展の11月18日(土)の開幕に先立ち、メディア内覧会と記者会見が17日(金)に開催され、第一期の「イメージボード編」56点お披露目された。
約一年くらい前に今回の企画が動き出したという同展覧会では、およそ7年の歳月を費やして生み出された宮崎駿監督の最新作、『君たちはどう生きるか』の製作過程において描かれた絵を純粋に展示。近年では稀な手描きアニメーション作品である同作の紙と鉛筆から始まる手描きの豊かさと、描くことの力そのものを感じる場を提供することを目指している。
第一部「イメージボード編」のイメージボードとは、構想段階に作品のイメージをかため、登場人物や建物、舞台設定などを考えるために描かれるもの。これらの絵は映画の制作期間中、スタジオの壁などに貼り出され、制作スタッフが作品世界を共有するための指針になるものだ。『君たちはどう生きるか』においては、宮崎駿監督が全てを描いており、本展示では、そのイメージボードのほぼ全てを展示するという。
そして、ジブリ美術館では、はじめての“普通の美術館”のような展示室となっており、絵や線にじっくり集中して鑑賞を楽しめる空間が特色だ。