2024年3月22日 14:30
なぜいま『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』を一挙上映? スクリーンで観るべき映画とは
確かそんな流れでした。
ウィリアム・フリードキンPhoto by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images
そうしたら、フリードキンからメールが来て「この作品はすごく大事なので、よほどのことがないと権利は出さない」と言ってきたそうなんですが、長谷川さんが腹を決めて「我々は本気だ。ちゃんと劇場公開するし、パッケージも出す」と伝えたら、フリードキンは「わかった。それなら出そう」と納得してくれたそうです。
この作品をなんとかしたい、と言い出したのは私でしたが、長谷川さんとキングレコードの皆さん、そして配給のコピアポア・フィルムのおかげでオリジナル版を初公開することができ、興行的にもヒット、作品の名誉回復に繋がったことが何よりうれしかったですね。
TVやスマホではなく、スクリーンで観るべき作品
――続いて、岡村さんが手がけたのが、セルジオ・レオーネ監督作で、原案にはダリオ・アルジェント、ベルナルド・ベルトルッチが名を連ねる西部劇『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』の完全版の上映だった。
『恐怖の報酬』の成功で調子に乗りました(笑)。