くらし情報『物価上昇と増税は重く…現在の暮らし向き、48.5%が「ゆとりがなくなってきた」』

物価上昇と増税は重く…現在の暮らし向き、48.5%が「ゆとりがなくなってきた」

物価上昇と増税は重く…現在の暮らし向き、48.5%が「ゆとりがなくなってきた」
日本銀行は2日、2014年9月の「生活意識に関するアンケート調査(第59回)」の結果を発表した。それによると、現在の景気が1年前と比べて「良くなった」との回答から「悪くなった」との回答を引いた景況感DIはマイナス20.4となり、2期連続で悪化した。2013年3月(マイナス22.6)以来の低水準で、前回(6月)から10.4ポイント悪化した。

同調査は、2014年8月8日~9月3日の期間に郵送にて行われ、満20歳以上の個人2,135人から有効回答を得た。

現在の暮らし向き(1年前対比)について、「ゆとりが出てきた」から「ゆとりがなくなってきた」を引いた暮らし向きDIもマイナス44.1と前回から4.3ポイント悪化し、2期連続で悪化した。「ゆとりがなくなってきた」と答えた割合は48.5%で、安倍政権誕生前の2012年12月(50.4%)以来の高水準となった。

現在の物価に対する実感(1年前対比)を聞くと、「上がった」(「かなり上がった」と「少し上がった」の合計)が前回比9.1ポイント増の80.4%と、リーマン・ショック後の2008年12月(86.6%)以来の数字に。現在の物価に対する実感の根拠については、「頻繁に購入する品目の価格の動向から」

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