2014年10月20日 08:00
秋の行楽行事や学校イベントを楽しく過ごすための生理対策と必須アイテム
遠足や運動会、修学旅行に学園祭と、秋は子どもの学校行事がたくさんある季節。だが、生理痛で思うように楽しめない小中学生も意外と多いという。
そんなとき、親はどのようにアドバイスしてあげたらよいのだろうか。ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに「小中学生の生理痛対策」について聞いた。
○子どもは痛みを我慢しがち
同社が2010年に行った調査によれば、初潮年齢の低年齢化に伴って生理痛を訴える小中学生が増加しているという。さらに、生理痛があるのに痛みを我慢している小中学生が約140万人にものぼることもわかっている。
「生理を迎えてから数年は子宮口が固くて狭いなど、まだ子宮が未成熟です。そのため、経血がうまく排出できずに強い痛みを感じることがあります。
子宮の成熟とともにこの痛みは治まりますが、デリケートな話題のため思春期のお子さんからは相談しにくく、痛みを我慢してしまうことが多いようです」。
○生理の痛みを和らげるには
生理痛の痛みをやわらげるには、まずは腰とおなかを温めて血行を促すことが大切だ。生理中はシャワーではなく浴槽につかってしっかりと体を温めることが有効だというが、学生ならではの悩みもあるという。