2014年11月4日 14:42
TI、低価格ADASアプリを実現可能なPoP採用SoCプロセッサファミリを発表
Texas Instruments(TI)は11月4日、エントリレベルからミドルレベルまでの自動車における先進運転支援システム(ADAS)アプリケーションの実現に向けた車載用SoCファミリとして「TDA3x」プロセッサファミリを追加したと発表した。
同ファミリは、従来のTDAシリーズなどと同一のアーキテクチャを採用し、前方カメラやサラウンド・ビュー、スマート後方カメラやレーダーなどを追加したフュージョンなどの従来アプリケーションを拡充し、車線逸脱防止アシスト、アダプティブ・クルーズ・コントロール、歩行者や障害物の検知、前方衝突警報や後方衝突の防止など、複数のADASアルゴリズムをサポートすることを可能としている。そのため、コストを重視しながら歩行者や自転車に対する緊急自動ブレーキ(AEB)、前方衝突警報(FCW)や車線逸脱防止アシスト(LKA)といった、NCAPプログラムに対応するためのADASアプリケーション開発を可能とする。
また同SoCは、固定小数点と浮動小数点との両方をサポートした同社のDSPコア、エンベデッド・ビジョン・エンジン(EVE)「TMS320C66x」を含むフル・プログラマブルのVision AccelerationPac、ARM Cortex-M4デュアルコアのほか、イメージ・シグナル・プロセッサ(ISP)