くらし情報『メーカー担当者必見! ビッグデータで成功に導く方法 - 良品計画 奥谷氏』

2014年11月5日 10:56

メーカー担当者必見! ビッグデータで成功に導く方法 - 良品計画 奥谷氏

これを実現しているのが、まさしくビッグデータである。

同社は7月、取扱製品と連動した「MUJI to Sleep」というスマートフォン用のアプリ(無料)をリリースしている。多くのユーザーは眠りについて自然と多くの知識を身に付けており、「いまさら『眠り』にフォーカスしたキャンペーンを実施しても訴求力が低いのではないか」と考えがちだが、眠りの"質"を向上させることについては、潜在的なニーズが国内外において存在しており、同社は「MUJI to Sleep」によってこのニーズの掘り起こしに成功したのだ。

「ユーザーがすでに知っている」=「売れない」ではない。奥谷氏はこれを「I know シンドローム」と表現し、事業者側が自らこのようなアイデアの "壁" を作るべきではないと指摘している。

「直販というチャンネルコントロールが容易な販売形態をとり、世界的な人気ブランドに成長した "無印良品(MUJI)" だからこそできるという側面はありますが、このような施策は、メーカーであれば(ハードルの高さに差はあったとしても)どの企業でも実現可能なアイデアの1つだと思います」(奥谷氏)
例えば、JANコードと製品情報を正確に紐付け、その製品をアプリと連動させることで、メーカー側は次の製品開発のヒントとなるユーザーの "生" の行動データを蓄積することが可能となる。

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