2014年11月13日 17:59
なんとAppleストア前! 大胆不敵な中国のiPhone 6転売現場とは?
2014年9月19日に発売がはじまったAppleのiPhone 6と同Plus。発売日は各国のAppleストアに転売を目的とした来客が殺到し、行列を守らないなど大きな混乱も起きたようだ。転売目的で購入されたiPhoneはそのほとんどが中国市場に流れていったと見られている。では中国ではそれらのいわば"闇取引"で輸入されたiPhoneはどのようにして販売されているのだろう? 中国の首都、北京を訪れその現場を見てきた。
○販売場所はAppleストアの前、iPhone6の転売人が集まる
まずはiPhone6の正式発売前の状況を見ようとAppleストアを訪れて状況を見ることにした。中国では2014年10月19日からようやくiPhone6が発売だが、筆者が現地を訪れたのは9月末。なので、本稿の内容は9月末時点のものだ。
北京にはいくつかの店舗があるが、その中でもおしゃれなお店が集まり外国人買い物客も多いAppleストア三里屯を訪れることにした。
Appleストアの入り口前に行ってみると、店に出入りする客の動きを妨げるかのように数名の人間が一定の間隔で立っていた。そして各自はそれぞれ右手に白い箱を持っており、Appleストアに入る客や出てくる客を取り囲むかのように話しかけていた。