2014年11月24日 08:00
関西オモシロ鉄道の旅 (29) 嵐電 - 魔界都市・京都の魅惑スポットを結ぶ路面電車
秋まだ浅いある日、筆者は嵐電に乗り、京都の街を訪ねてみることにしました。嵐電は京福電気鉄道が運営する路面電車。嵐山本線・北野線の2つの路線があり、嵐山をはじめ、京都市内の観光に役立つ路面電車です。
阪急京都線の大宮駅で下車し、階段を上って駅の外に出ると、交差点を挟んだ反対側に嵐山本線四条大宮駅の駅ビルが建っています。嵐山本線はここから嵐山駅へ向かう路線で、途中の帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で北野線が分岐し、北野白梅町駅へ向かいます。嵐電の電車はおおむね1両ワンマンで運行されています。
四条大宮駅を発車した電車は、専用軌道を快調に走行し、西院駅に到着します。ここも近くに阪急京都線の西院駅がありますが、阪急が「さいいん」と読むのに対し、嵐電の駅は「さい」。
実際、地元では「西院」と書いて「さい」と読むらしいです。
嵐電は西院駅の次の西大路三条駅を発車した後、併用軌道となって一般道を走ります。「急停車にご注意ください」という内容のアナウンスが流れ、これが路面電車だったことをようやく思い出します。蚕ノ社(かいこのやしろ)駅で途中下車して、木島神社に寄り道しました。嵐電は全区間均一200円ですが、500円のフリー乗車券を買うと1日乗降り自由となります。