2014年11月28日 10:36
トヨタ、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」日米欧の乗用車に設定
トヨタ自動車は低速域から高速域まで衝突回避支援または被害軽減を図る予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を開発し、普及をめざした価格設定で2015年に導入すると発表した。2017年までに日本、北米、欧州のほぼすべての乗用車への設定を予定している。
「Toyota Safety Sense」は、トヨタがこれまで進化させてきた予防安全技術のうち、衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」(PCS)、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンディパーチャーアラート」(LDA)、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム」(AHB)など、複数の機能をパッケージ化したもの。
センサーにはレーザーレーダーとカメラ、またはミリ波レーダーとカメラを組み合わせ、異なる2つのセンサーによる高い認識性能と信頼性を両立する。おもにコンパクトカー向けの「Toyota Safety Sense C」と、ミディアム・上級車向けの「Toyota Safety Sense P」の2種類を設定し、安全運転支援技術の広範な普及をめざす。
「Toyota Safety Sense C」